白山神社本殿(県指定有形文化財)

  • 白山社(白山宮)の草創は、養老年間(717年~724年)とも宝亀年間(770年~780年)とも伝えられますが、平安時代後半(11~12世紀)旧白山寺が開かれるとその鎮守として栄え、さらに、鎌倉時代(1185年頃~1333年)に黒岩に下向した和賀氏は、白山杜を総鎮守として保護しました。

和賀氏滅亡後、 堂社が荒廃したため南部氏が寺領を寄付し再興させ、江戸時代後半は、密宗祈?所として繁栄、明治維新後、神仏分離令によって寺号が廃され、神社となりました。旧立花村村社。

本殿は、変則的な梁の形や地方色豊かな紋様から、江戸時代前半の建築と推定され、1990年(平成2年)5月1日、岩手県有形文化財に指定されました。指定後、1708年(宝永5年)再興時の棟札が発見され、建築年、大檀那(だいだんな)南部氏(利幹)とのかかわりなどが確証されました。

白山神社に白山信仰(修験道)、本地仏(白山権現)として伝えられたもの。

とにかく表情が豊かである。怒った顔で左手を腰にあて、右手に悩みやけがれを砕き、悟りを表するという三鈷杵(さんこしょ)を握って振り上げ、左足で岩を右足で空中を踏むというスタイル。蔵王権現像と修験道を開いた役小角(えんのおづの)が山で修業中に感じ取った姿とされ、細身のものが一般的であるが、このような肉付きの良い権現像は割合に珍しい。独特の個性が感じられる。

 

平安時代の衣冠束帯(いかんそくたい)男神像。造形はシンプルなものだが、顔立ちは眉間にしわが寄り、鼻は大きく膨らんでいる。

祭神は、農耕守護の神白山姫命(しらやまひめのみこと)。例大祭は4月3日と9月3日。本尊の十一面観音像や蔵王権現像(共に岩手県指定文化財)など白山宮ゆかりの文化財は北上市立博物館に展示されています。

  • 和賀氏について(きたぶら)
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  • 北上市立博物館(きたぶら)
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  • きたかみ景観資産「黒岩白山鎮守の森」
  • 白山神社を取り囲む鎮守の森は、きたかみ景観資産に指定されています。散策路も整備され、自然や動植物に親しむ事ができます。

     

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