高さ約24.5cm。857年(天安元年)、国家寺院に準ずる定額寺に指定されたと目される極楽寺の伝世品。
この龍頭は、重要な儀式を行う際に庭に置く幡(はた)の頂上部につける飾り金具である。口のところに穴があり、そこに紐金を通して幡を吊るした。龍の生き生きとした表情、なめらかで重厚な質感など、技術の高さをみることができる。北上市立博物館にて展示中。(所有:極楽寺)
【出典:白い国の詩(平成16年12月号)】
・国見山廃寺跡(極楽寺) (国指定史跡)(きたぶら)
https://kitakami-kanko.jp/kitakanwp/kanko.php?itemid=203&catid=74&catid=74
・北上市立博物館(きたぶら)
https://kitakami-kanko.jp/kitakanwp/kanko.php?itemid=90&catid=76&catid=71