松尾 芭蕉(1644~1694) 伊賀上野(現在の三重県)生まれ
松尾芭蕉は蕉風と呼ばれる俳風を創始し、俳諧に初めて高い文芸性を与えた俳人です。 俳諧紀行文「奥の細道」はあまりにも有名ですが、「夏草や兵どもが夢の跡」で知られる平泉以北の岩手は未踏で、北上には訪れていません。
江戸時代後期、俳諧中興運動が盛んになり、全国で多くの芭蕉句碑が建立されました。北上市内に現存する芭蕉句碑四基は、建立年未詳の一基を含め、すべて江戸時代に建てられたものです。
この句碑の季語は「初時雨」で冬。 「奥の細道」の旅を経て、故郷に向かう伊賀越えの山中で詠まれた句です。 芭蕉門の去来、凡兆の編による俳諧撰集『猿蓑』巻頭に収められました。 碑は佐々木輦砂が率いた黒沢尻の俳諧グループ玄皐連によって建立されています。
(場所:諏訪神社 1791(天明元)年建立)
◆この文学碑の場所... 諏訪神社境内 社殿に向かって左手側。 お不動さんの隣にあります。
◆北上駅西口からのアクセス情報◆
*上記情報は北上駅西口を起点としております。
*タクシー料金は目安です。交通状況によって変わってきます。(2017年1月末現在)