更木しらゆり会について
『更木しらゆり会』 は、まゆ玉を使用して髪飾りやアクセサリーなど種類も豊富に作品を制作しております。
現在5名で活動しており、活動歴は20年にもなります。
北上市の花 「しらゆり」 、木 「さくら」 をモチーフにした商品を多く手がけております。
更木地区は昔から養蚕が盛んでしたが、現在は1軒のみとなってしまいました。
まゆ玉について
蚕の糸は、1本の糸の長さが数kmにも及びます。
見た目は和紙のようですが、堅くて丈夫です。
こちらの写真は、ウチワの骨組みに蚕を乗せて、糸を吐いてもらったものです。
箱の中に入れると、四隅でまゆ玉を作ります。
機会があれば、蚕が糸を吐くときの実際の様子を、見学したいものです。
タマゴは、ウイルスに冒されていない、検疫をうけた良質なものを仕入れて飼育され、
蚕は成虫(蛾)になる前に、まゆに入った状態(サナギ)のまま乾燥されてしまいます。
色付けは、以前は草木染めでしたが、時間と共に変色してしまう為、染料を使用いるそうです。
ピンク色は、赤シソの葉で染め上げるそうです。
作り方の工程
●花びら>>>芯づくり>>>完成 となります。
例えば、1ヶのバラを作るのに、繭玉を1ヶ半使用します。
切れ目を入れて花びら状にし、それを2~4枚に剥いで、分裂させます。
まゆ玉に切れ目を入れて剥いでいる様子。
花びらは、キリの先端でカーブをつけ、それらしく形づけます。
メシベと茎の部分(芯)を作り、花びらと合体させます。
パーツが出来上がりました。
●服飾品ですと、糊が洋服につかないように、糊の量に気配りしないとなりません。
熟練の技が光ります。
作品紹介
●コサージュ
●干支にちなんだストラップがカワイイですね。
ウサギとトラ
●結婚式用のブーケなど大作になりますと、作業を分担してみんなで仕上げるそうです。
●クリスマスリースや写真立てなどもあります。
●また、結婚式の引き出物として、「更木桑茶」とブローチのセット品をご提案したこともあるそうです。
出店先
- きたかみ特産品ショップ鬼の夢 (北上市HP)
- 北上観光物産館アクセス
- 展勝地レストハウス
- 盛岡のクロステラス内 「賢治の大地館」
とても細かい仕事ですが、ドライフラワーを作ったことがある方なら、すぐに楽しんで作品作りができそうです。
●作り方講習会など、お問い合わせはこちらへどうぞ。
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