菅江 真澄(1754~1829) 三河国(現在の愛知県)生まれ
菅江真澄は本名を白井英二(秀雄とも)といい、若くして国学と本草学(博物学的な薬学)を学んだ後、30歳にして故郷を発ちました。 信州、越後を経て出羽に至り、以降、奥州各地や蝦夷地(北海道)を巡り、膨大な量の日記、地誌、随筆、図絵などを残しました。 晩年の十数年間は秋田に住みつき、76歳で没しましたが、民俗、歴史、地理、国学、本草学、宗教など幅広い内容にわたるこれらの著述は、今日「菅江真澄遊覧記」と総称され、わが国の近世を知るうえで貴重な文献となっています。
碑の歌は、1785(天明5)年9月、岩手をほぼ縦断する「けふのせばぬの」の旅において、当地で詠われたもので、原典では第4句が「山のあなたや」となっています。東京で電機工事事業を営みつつ、郷里の発展のために尽くした二子出身の及川銀太郎によって建てられました。
(場所:和賀神社 1952(昭和27)年 及川銀太郎建立)
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