八天遺跡は開田に伴い発見された、北上川左岸に接する総面積約2haの縄文中期から後期(約3,500年前)の集落跡です。
墓と思われる穴からは、土製の鼻5点、口2点、耳1点が発見されており、1992年(平成4年)6月22日に国指定重要文化財に指定されました。土製の耳・鼻・口は仮面の部品と考えられています。
大形円形建物跡をはじめとする、多数の遺構が見つかりました。大形円形建物跡は最大時で直径17mほどあったものが、10回近い建て替えの結果、直径8mほどまで小さくなったと考えられています。
これらの発見から、八天遺跡は縄文時代の研究において、重要な遺跡の一つとなっています。