2025.09.4

2025.09.4

利根山光人記念美術館企画展「画家の流儀 池田次男展」

利根山光人記念美術館令和7年度後期企画展です。

池田次男の創作活動を総合的に振り返り、表現の変遷に焦点をあわせて作品を紹介します。

見どころは郷愁あふれる農村風景や、明暗を意識して描かれた古民家の風景画です。細部まで丁寧に描きこまれた草木の描写や、風にゆらぐ水面の描写などは必見です。写真を超えた写実と言ってもいいほどの、綿密に構成された絵の力を感じられるのではないでしょうか。

開催期間

令和7年8月30日(土)~11月24日(月)

会 場

北上市立利根山光人記念美術館
(北上市立花15-153-2)

【 開館時間 】10:00~16:00(入館は15:30まで)

【 会期中の休館日 】
[ 9月] 1日、8日、16日、22日、24日、29日
[10月] 6日、14日、20日、27日
[11月] 4日、10日、17日

入館料

一 般:300円
高校生:120円
小中学生:60円 ※未就学児無料

池田次男とは

池田次男(いけだつぎお)は1938年に宮城県大崎市で生まれました。生後間もなく両親の実家のあった北上に戻り、1956年には岩手県立美術工芸学校を卒業します。

本人はアンケートに「北上出身」と書くほどでしたので、北上市で育った印象が強かったのでしょう。長じてからも北上市内にかつてあった鍵屋デパートの看板を描く仕事をしていたり、北上の絵画集団「鬼」に所属したり、市内で制作に励んでいました。

結婚を機にその拠点は花巻市に移りますが、北上駅東口広場へ鬼剣舞をあしらったデザインのステージを作ったり(モニュメントのみ現存)、新花巻駅舎内へ《イーハトーブ花巻》と題した壁画を制作したりと、私たちの身近な公共空間を彩るアート作品・パブリック作品を多く手掛けていることでも有名です。

1986年には岩手県優秀美術選奨も受賞しており、2000年に逝去してからも国内外で遺作展が開かれるなど、その作品に魅せられる人は多くいます。

作品説明会(参加無料)

展示を担当した専任研究員による作品説明会を行います。
利根山光人記念美術館で今年取り上げた利根山光人、川村勇、池田次男の3人のそれぞれの画風や創作スタイルの違いなどを紹介し、比較するかたちで作品を堀り下げます。

【 作品説明会「1枚の絵から読み解く、画家の創作スタイル」 】
[ 日 時 ]令和7年10月19日(月) 10:30~
[ 会 場 ]北上市立利根山光人記念美術館
[ 参加料 ]無料(観覧料も無料です)
[ 参加申し込み ]不要。当日、時間までに会場へお越しください。

関連展示『池田次男の水彩画・スケッチ展』

北上駅西口の生涯学習センターで、池田次男のスケッチなどを展示します。
ササっと描いたように見えて、しっかりと対象の特徴を捉えられているスケッチは、ご自身で絵を描いている人にとっても勉強になるのではないでしょうか。
パースがきちんととれた建物のスケッチは、実力の表れやすいものだけに、ぜひ見ていただきたい作品です。

[ 会 場 ]北上市生涯学習センター(北上市大通り1-3-1 おでんせプラザぐろーぶ3階)
[ 会 期 ]8月30日~11月24日

無料観覧デーのご案内

下記の日は、利根山光人記念美術館の入館料が無料となります。ぜひこの機会にお立ち寄りください!

  • 9月13日(土)は、こども向けイベント「美術館まつり」開催のため、入館料が無料となります。
  • 10月18日(土)・19日(日)は、民俗村まつりを一緒に盛り上げるため入館無料となります。
  • 10月25日(土)・26日(日)は、「東北文化の日」のため、11月3日(月)は「文化の日」のため入館料が無料となります。

お問い合せ先

北上市立利根山光人記念美術館

〒024-0043 岩手県北上市立花15-153-2
電話:0197-65-1808

言語選択:

  • 日本語
  • English
  • 简体中文
  • 繁體中文
  • 한국어