アイガースポーツ沿いの北上本通郵便局の道を挟んだ斜め向かいの角に、1976年(昭和51年)11月にオープンしたカフェ「和風喫 手風琴」。
「手風琴」という名前の由来は、「手風琴=アコーディオン(明治以降に入ってきた言葉)」という言葉の響きが良かったというのに加えて、お店の周りの一帯の雰囲気や昔ながらの大正ロマンの面影を、大事に今に活かしたいとの思いから名付けられました。


お店は国道4号線の旧道に面しています。江戸時代の参勤交代の行列も通った奥州街道です。
早朝(6:30)からの開店のため、近隣の詩歌の森公園での朝のウォーキング帰りに立ち寄られる方も多いそうです。
お店の雰囲気は、大正や昭和時代の情緒豊かな趣が感じられ、時間の経つのを忘れさせてくれる空間になっています。玄関から店内はバリアフリー対応となっており、障害をお持ちの方でも気兼ねなく来店できます。
・コーヒーは、キーコーヒーと、一関市にある焙煎専門店の佐惣コーヒーのブレンド、アメリカンの3種類が用意されています。
・一関市の佐惣コーヒーブレンドは、とても深みのある味わいで美味しくいただけます。焙煎するほどカフェインの量が少なくなるので、とても胃に優しく内臓への負担が少ないということです。
メニューの中に、バナナのヘルシーケーキがあり中には、バナナ・くるみ・ごまが入っていてます。生地の小麦粉は、岩手の雪ちからが使用されておりとても弾力のある食感です。
店主は、自然の食材にこだわり、ご自身が良いと思うものをできるだけ使用するように心がけているそうです。
材料仕入れの際には、少々値は張るといいますが、「添加物が入っていないその分、味と値段で、安心を買っているんです。」と話されます。
たまごは、わらべ農園(東和町)の薬剤を使わない放し飼育のたまごを使用しているそうです。
・こちらは、「麹っ娘」というヘルシーアイスクリームで、ノンシュガーで麹だけの甘さです。
・奥中山・カナン牧場(盛岡市)から取り寄せのパンは、もちもちの食感です。添加物は一切入っていません。
~季節ごとのお料理が変わり、その季節折々に合ったメニューがプラスされることがあります~
1月は、お正月バージョンとして、お餅・黒豆などお正月に見合ったものが出され、
3月は、お雛様バージョンとして、お雛様お弁当が限定数作られるそうです。
また、桃の節句に合わせて、静岡県などに伝わる和裁細工の、つるしびな展(女の子の健やかな成長を願う飾り)が店内で開かれ、色鮮やかに飾られた色数々の和細工で、訪れた人たちの目を楽しませています。
7月には、七夕・宵宮がイベントとして行われており、毎年7/18に地域の人たちとの交流で、「3丁目の夕日を見ながらビールを飲もう」と題して、店の前で、金魚すくい・綿あめ・紙芝居を詠んだり、ちょうど同じ3丁目ということから、映画の「3丁目の夕日」にかけて、 映画を上映したりしているそうです。
店内で、定期的に行われているうたごえ喫茶(うたごえの手風琴)では、店内で、アコーディオン奏者の伴奏の伴奏に合わせて、皆で愛唱歌・抒情歌・歌謡曲などの名曲を歌うそうです。こちらも併せて是非どうぞ参加してみて下さい。
・第1日曜日 14:00~16:00
・第3木曜日 18:00~20:00
・第4火曜日 18:00~20:00
ワンドリンク付1,000円
一年に一度、出前寄席も開いているということなので、年中店内の行事やイベントで楽しむことが出来ます。
店長は、「今後も、地区の色々な行事やイベントに参加し、地域に根ざして活動していきたいです。スローライフなお店・安心できてホッとできるお店を目指していきます。一人で運営しているので、これからも温かく皆さんに見守られながら、活動していきたいです」と、話されます。
是非、ゆったりとした自然豊かな温もりある店内で、健康的な食事と癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?