サトウハチローは、1903年東京生まれ。童謡集「叱られ坊主」で文部大臣賞受賞。
父が弘前、母は仙台の出身で「ボクの血の中には東北のものが流れているから、田舎の詩を書くのに何の苦労もしない」と言っていました。代表作として、「ちいさい秋みつけた」「うれしいひなまつり」「かわいいかくれんぼ」など童謡が有名です。
サトウハチロー記念館 岩手県北上市への移転経緯
サトウハチロー氏未亡人がなくなり、それまで東京・文京区にあった記念館の館長職を継承することになった佐藤四郎さん(ハチロー氏次男)は、資料の保存、散逸防止のための恒久的な倉庫を建設するため、弘前市(祖父紅緑の出身地)、仙台市(祖母の出身地)、北上市(妻の出身地)などいくつか候補地を検討しました。その結果、北上市への移転が実現しました。
北上市を選んだ理由として四郎さんは、
以上4点を挙げられています。
当初は資料の保管倉庫建設の予定でしたが、貴重な資料を埋もらせてしまうのはもったいないとの北上市の熱心な勧めを受け、みちのく三大桜名所である“展勝地(てんしょうち)”にサトウハチロー記念館を建設することを決意し、平成8年に「サトウハチロー記念館・叱られ坊主」を開館させました。
四郎さんには北上を大変気に入っていただき、今では北上市にとってなくてはならない人として、幅広く活躍していただいております。
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