- 北上市立花地区の北上川を望む西向きの斜面に建てられた、平安時代後期(12世紀頃)の寺の跡です。
幅12mほどの礎石の建物で、建物のまわりには屋根から落ちる雨水を受ける石の列が確認されています。建物の中心には、仏像を置く「須弥壇(しゅみだん)」が設けられていたと考えられます。現在、礎石は埋め戻されています。
北上川の東岸沿いでいくつも確認されている平安時代の寺院跡のひとつであり、当時のこの地方の仏教文化を考えるうえで貴重な遺跡です。
・横町廃寺跡の礎石
令和5年4月9日~4月30日
令和5年度のさくらまつりは終了いたしました。