- 岩手県北上市北上南部工業団地内の、トヨタ紡織東北 株式会社について紹介致します。
ものづくり観光パンフレット(2014年版)より~会社概要
- 自動車内装品の生産ラインを見学
トヨタ紡織東北株式会社は、 「トヨタ紡織グループ」 の一員として東北地区を担当する会社です。北上工場ではシート用ウレタン製造、ドアトリム、フェンダーライナーなどの自動車内装品を生産しています。北上市に根ざした地元企業として地域の発展に貢献しております。
【見学対象者】
小学4年生以上6年生まで (40人未満 引率者含む)
※見学は学校関係のみ対応、一般の見学は不可
【見学日時】
月曜日~金曜日 (稼働カレンダー日)
9:00~10:00、14:00~15:00
【所要時間】
40分~60分
【見学予約】
1ヶ月前までに電話連絡
【駐車場】
バス1台/乗用車5台
会社紹介
トヨタ紡織グループ関連会社の一員として、2009年10月、関東シート製作所から、「トヨタ紡織東北 株式会社」 に社名変更されました。
前身は関東シート製作所で、1957年横浜市に設立されました。
関東自動車工業東富士工場(静岡県裾野市)、セントラル自動車(神奈川県相模原市)にシートなど自動車内装部品を生産供給してきました。1993年に東北初の完成車組立工場の関東自動車工業 岩手工場操業に伴い、北上工場(北上市)を設置し、2002年に本社を北上市に移転しました。
2009年12月には、トヨタ紡織グループのTB岩手(金ケ崎町)を統合しました。
これにより同社が生産していたエンジンカバーやフェンダーライナーなど外装品も生産品目に加わり、部品メーカーとしての幅が増しました。
セントラル自動車(相模原市)本社工場が移転する宮城県大衡村でセントラル向けシートを造る宮城工場を建設中です。
東北で造られる全トヨタ車の内装品の生産を担うことになります。
自社グループでシート素材の裁断、縫製、部品溶接や組み立てまで一貫生産できるのが強みです。特に縫製工程は熟練した技術が必要とされ、地元採用の従業員が高い品質を支えています。2007、2008両年には紡織グループの表彰も受けました。
トヨタ車の自動車内装品製造しており、ドア内部のトリム(内張り)やシート内部の樹脂、ウレタンなどを生産しております。
ロビーに製品を展示しております。
プラスチック射出成形機を5台保有し、ピラー、インパネなど自動車内装の部品生産の増強を図っています。
主な取引先は、トヨタ紡織、関東自動車工業、セントラル自動車などです。
生産拠点は北上、宮城両工場のほか、セントラルの相模原の工場に納入する相模原工場と、関東自動車工業・岩手工場敷地内の金ケ崎工場です。
セントラル自動車移転に伴い、相模原工場は閉鎖されます。
発見ポイント
●従業員は、450名余。2交代制で製造しております。2010年の新卒者は、20名余でした。
- 「革新」「創意」「融和」
をモットーに社員一丸となって、トヨタを支える部品メーカーとして躍進しつづけている会社です。
●相去自治会のみなさんを招いて、秋祭りを行うなどのCSR活動をしています。
●生産性向上やコスト低減を推進するため、毎月1回、改善活動の全社報告会を開いています。生産現場の改善への意識を維持しながら、成果をほかの部署にも波及させる効果を挙げているそうです。
●社名変更に伴い、工場長や班長らを親会社の工場に派遣し、トヨタ生産方式などを学んでレベルアップを図っており、トヨタグループの一員として従業員の意識などソフト面をさらに引き上げるいい機会にしたいそうです。
工場萌えツアー 第1弾 での様子~プレゼンして頂いています。
●工場萌えツアーで見学させて頂いたラインは、「成形工程」 と 「接着工程」でしたが、車種ごとに組立台があり、車種毎にシートの色も様々で、オーダー順に製造されておりました。勿論のこと、 「カンバン」 によって製造指示されるので、必要最小限の在庫管理がされています。
「現地調達率は何%ですか?」 「トレーサビリティはしっかりやっているのですか?」 などと、専門的な質問も活発に飛び交っていました。
金属加工モノは近隣にない為、調達率は低くなるそうです。
日本の自動車産業を担う現場を見ることができ、とても勉強になりました。
ありがとうございました。
●工場見学についてのお問い合わせは、下記へどうぞ。
会社名 | トヨタ紡織東北 株式会社 |
郵便番号 | 024-0051 |
住所 | 岩手県北上市相去町平林15-13 |
電話番号 | 0197-67-1111 |
FAX番号 | 0197-67-1115 |
HPアドレス | トヨタ紡織東北 株式会社 |