飯豊森は、「いいとよもり」と読みます。
一般に地元の方は、「イデモリ」あるいは「エンデモリ」などと呼ぶこともあります。
飯豊森は飯豊地区の北西部にある小高い丘で、古来よりエンデ森と呼ばれ、地区のシンボルとして親しまれてきました。飯豊小学校の校歌にも唄われ、現在も1、2年生の遠足には欠くことが出来ない森です。山頂には『観音堂』と大きな岩の『弁慶の足跡』があり伝説と神秘の山でもあります。また、山頂からは飯豊地区を広く望むことができます。
平成16年から平成18年度の3ヵ年に亘り整備事業が行われ、散策路が整備されました。
入口付近には、池があります。池には鯉がいます。ぜひ探してみてください。
山道を登りながら、頂上を目指していきます。道は、擬木(ぎぼく)の階段があり整備されていますので、
歩きやすくなっています。
小さな広場がある頂上に着きました。
頂上には『観音堂』『観世音』が建っています。
山頂の北東側には、早池峰山が見え、
南東側には、飯豊小学校が見えます。
ぜひ、眺めの良い山頂の景色を味わってみてください。
山道の途中には、『弁慶の足跡』がありました。
飯豊森には、夏頃に山百合が多く咲くそうです。
散策路だけでなく、整備された階段も地区住民の方々で作ったそうです。地元の名所旧跡を大切にされていることが伝わります。
今回は秋に取材しましたが、紅葉や枯葉や植物など「飯豊森の秋」を満喫することができました。
大晦日から元旦にかけては、元朝参りに来る人のために子供達がねんど細工したものにろうそくを立てて星灯りをするそうです。
四季を通じて趣のある飯豊森を散策してみてはいかがでしょうか?