江釣子古墳群は和賀川北岸に分布する、五条丸・猫谷地・八幡・長沼の各古墳群の総称です。昭和26年に初めて発掘調査が行われ、北東北の古墳群の調査の先駆けとなりました。
これらの古墳は7世紀後半から8世紀前半にかけて造られたもので、直径6~15mの円墳が約120基以上あり、勾玉(まがたま)、切子玉(きりこだま)、蕨手刀(わらびてとう)、直刀、馬具などが数多く出土しています。
中でも金張ガラス玉は国内でも数例しかない貴重な出土品で、古代に大陸との交易があったことを推測させます。
江釣子古墳群は1979年(昭和54年)、国史跡に指定されました。
・江釣子古墳群猫谷地1号墳の石室 (現在は地震被害のため一部埋戻しております)
江釣子古墳群(北上市HP)