- 明日を担う若者達・・・和賀東中学校の生徒さんの練習風景!
2010年10月13日、岩手県北上市和賀町岩崎で活動している『岩崎鬼剣舞』の練習風景を見させて頂きました。
岩崎鬼剣舞は、北上市和賀地方に伝わる鬼剣舞の源流で、起源は大宝年間(701~704年)に修験の祖である役の行者小角が、念仏を唱えながら踊ったのが始まりとも、大同年間(806~810年)に羽黒山の法印善行院が大日如来の化身から悪魔退散・衆生彩度の念仏踊りとして伝えられたとも言われています。
北上市和賀地方への伝承時期は不明ですが、康平時代(1058~1065年)、安部頼時の子の黒沢尻五郎正任がこの踊りを好み、将兵の出陣や凱旋の際に踊らせたのが広く伝わったと言われてます。
1993年(平成5年)12月13日に国指定・重要無形民俗文化財に指定され、主な公演場所としては、夏油温泉かがり火講演(7~8月)、北上みちのく芸能まつり(8月)、岩崎二前神社祭礼(10月)などです。
練習場所は、鬼剣舞会館と岩崎地区営農改善センターで行われ、夏場は19時半、冬場は18時半からみっちり汗をかいているそうです。
この日は和賀東中学校の生徒さんが、師匠の「デデスコデン!」と言う掛け声で刀剣舞を特訓中でした。
女の子が多いのにビックリ!決めポーズもなかなかのものですね!
お囃子の練習にも熱が入っており、軽快な笛と太鼓の音が場内に鳴り響いていました。
次世代を担う子ども達によって、民俗芸能の楽しさをもっと北上市民のみならず、全国の皆さんに伝わるといいですね。
それとともに、後継者の育成に力をいれている指導者の方々にも感謝したいと思います。