【 開催期間 】令和6年5月17日(金)~9月16日(月)
【 開催場所 】岩手県立農業ふれあい公園 農業科学博物館
(〒024-0001 岩手県北上市飯豊3-110)
【 開館時間 】9:00~16:30(入館は16:00まで)
【 休館日 】月・火曜日(月曜日が祝日の場合は直後の水曜日が休館となります)
【 入館料 】一般:320円、学制:150円、高校生以下無料
【 展示について 】
土壌改良とは、作物を栽培するのに不適な土を改良し、水田や畑の地力(生産力)を増やすために土に資材を投入して、土壌の性質(理化学性や生物性)を改良することです。
粘土質の土壌は水はけが悪く、排水性を改善するためには一般的に砂や有機物などを投入し、砂質土で水持ちが悪い場合には、粘土質や有機物資材など保水性の高い資材を投入して土壌改良を行います。有機物の投入で微生物の活動が活発になり、ミミズなどの小動物の働きなどによって土の団粒化は進み、水分が保持できるようになります。
そのほか、酸性土壌を改善するには石灰などを用います。
良好な土を作るためには、まずその土地がどのような特性をもった土壌なのかを知らなければなりません。このことから、大正5年ごろから、土壌改良に加えて農地の施肥改善の機運も高まり、その改善の効果をあげるため、各府県でそれぞれの土壌調査法で調査がはじめられていました。その後、日本全国で土壌の性質を知るため、統一した方法で土壌調査が始まるようになりました。
岩手県では、このような体系的な調査が始まったのは大正7年からで、群単位で地質・土性調査と施肥標準調査が行われました。
今回の企画展では、当時どのような調査方法で土性調査を行ったのかを探るとともに、その成果である報告書や県内の土性図の展示を行い、その内容を紹介します。
併せて、盛岡工等農林学校の研究生であった宮沢賢治らが、この調査にどのようにかかわっていたのかを紹介します。
【 お問合せ先 】
〒024-0001 岩手県北上市飯豊3-110
電話:0197-68-3975